2013年05月17日

腹部腫瘍? と思ったら、妊娠していました

ベトナムでおめでた―妊娠編

寺川瑠奈
ファミリー・メディカル・プラクティス・ホーチミン小児科医

 ベトナムへ移って半年余りが過ぎた頃、私(瑠奈)は自分が太ってきたことを自覚しました。明らかに、以前よりお腹がぽっこりと…。

 「ベトナムの甘いコーヒーを毎日のように飲んで太っちゃったかな?」と思った私は、毎朝の腹筋とヨガトレーニングの実行を自分に課しました。いつもならこれで絞れるはずなのに、このときはぽっこりお腹にまったく変化なし。体調もいま一つ優れず、疲労感も抜けなかったので、おかしいと思って旦那さんに相談したところ、「腹部腫瘍だったら心配だ。エコーをしよう」ということになりました。続きを読む

2013年05月14日

駅伝に学ぶ、スタッフの「社会的手抜き」の減らし方

渡瀬剛人
ワシントン大学救急医学領域
ハーバービュー・メディカルセンターAttending Physician

 卒後3年目に働くことになった(日本の)病院の救急科は、常勤医は私、同期、部長の3人のみという小所帯でした。その病院を私が去る頃には10人近くにまで拡大していましたが、科全体としての動きは何となくスローになったように感じられました。自分の気持ちも緩んで自己嫌悪に陥っていた時期でもあり、「卒後5年目とは、このように感じる時期なのか」と、そのときは勝手に納得していましたが…。

 医療組織や医療チームの規模が大きくなったとき、そのメンバーのパフォーマンスにはどのような影響があるのでしょうか? チーム競技である「駅伝」も引き合いに出しながら、考えてみたいと思います。続きを読む

2013年05月01日

漢方医学から見る「PM2.5問題」

本橋京子
ラッフルズジャパニーズクリニック(心療内科/漢方外来)勤務医
東京女子医科大学附属東洋医学研究所非常勤講師

 皆様、初めまして。私はもともと中国伝統医学を学ぶため、約9年にわたり北京に留学していました。その後、縁あってシンガポールのラッフルズジャパニーズクリニックに就職し、月のうち半分は分院のある上海へ出張して診療に当たっています。この連載では、中国という国と長くかかわってきた私が、これまで見聞きしてきたこと、現地の医療現場で実際に体験したことをお伝えしていきたいと思います。続きを読む