2013年10月30日

イクメン医師はアメリカでもヘトヘトです

萩原裕也
サウスダコタ大学家庭医療科アシスタント・プロフェッサー

 私(裕也)は家庭医療研修をミシガン州立大学関連のプログラムで行い、その間の3年をカラマズー(Kalamazoo)という町で過ごしました。

 長女と次女が生まれたのは研修中のことでしたが、当時、妻の万里子は医師業を休業して専業主婦だったため、育児を含む家の用事はすべて彼女に任せっぱなしでした。仕事から帰った後や週末も、勉強しているか寝ているかのどちらか。「なんで私ばかりが子どもの世話をしているの!」と妻からたびたび言われましたが、責められても仕方ない状態でした。続きを読む

2013年10月03日

医療費高騰を読み解く4つの視点

アメリカの医療費はなぜ高い? Vol.2

大内 啓
North Shore - LIJ Health System 救急医学・内科レジデント

 私は救急科と内科の両方を専門としている、アメリカでは数少ない医療者です。急患受け入れから入院治療、退院を経て外来につなぐまでの一連の医療の流れを自分の目で見届けることができる立場にあります。

 前回の結びでは、「アメリカの医療費はなぜ高い?」という問題は何か一つの理由を挙げて説明できるようなものではなく、様々な原因が複合的に絡み合っていると述べました。今回は、私の立場から見て、その原因と考えられるものをいくつかひも解いてみたいと思います。続きを読む