2014年01月15日

フェラーリをあきらめて博士課程へ…

川口 敦
アルバータ大学(Stollery Children’s Hospital)小児集中治療クリニカルアシスタント
同大学公衆衛生大学院博士課程疫学専攻

 2013年の夏から、私は疫学分野の大学院生となりました。

 このKUROFUNetの執筆者の中にも、日本国外の大学や大学院を舞台に学んだり研究したりという方がいますが、国内であれ海外であれ、学生となるためにはまず学費の確保が大きな問題になります。日本であれば学生は学業の合間を縫ってアルバイトに励むのでしょうが、海外ではどうでしょうか?続きを読む

2013年06月28日

「子どもの死」の最も近くにある仕事

川口 敦
アルバータ大学(Stollery Children’s Hospital)小児集中治療クリニカルフェロー

 読者の皆さんは「死」についてどのくらい興味をお持ちでしょうか?

 とんでもない質問で始まりましたが、今回は子どもの「死」についてお話ししてみたいと思います。続きを読む

2012年11月28日

ECMOの管理体制に見る、カナダの医療集約化

川口 敦
アルバータ大学(Stollery Children’s Hospital)小児集中治療クリニカルフェロー

 ECMO(extracorporeal membrane oxygenation:膜型人工肺)あるいはECLSという言葉をご存知でしょうか。ECLSはextracorporeal life supportの略で、ECMO以外に補助人工心臓、持続的腎代替療法、血漿交換療法などを含む、人工臓器による補助治療全般を示す用語として使用されています。続きを読む

2012年08月02日

日本全土より広い医療圏をカバーする「空飛ぶ小児集中治療室」

川口 敦
アルバータ大学(Stollery Children’s Hospital)小児集中治療クリニカルフェロー

 先日、私の勤務するStollery Children’s Hospitalに、遠く離れた北極圏のヌナブト準州から5時間もかけて、4歳の男の子が航空搬送されてきました。先天性心疾患術後で、数日前にかぜを引き、悪化してきたとのこと。「今はそれほど重症ではないけれども、心疾患を合併した患者の急変に対応できる施設に搬送したい。他州の子ども病院は満床なので…」という搬入依頼でした。続きを読む

2012年04月26日

専門医の数を絞る、カナダの小児集中治療

川口 敦
アルバータ大学(Stollery Children’s Hospital)小児集中治療クリニカルフェロー

 皆さん、こんにちは。北米最北の100万人都市、カナダのエドモントンにあるアルバータ大学(Stollery Children’s Hospital)で小児集中治療のクリニカルフェローをしている川口敦です。この連載では、カナダにおける小児医療、特に小児救急や小児集中治療についての様々な話題を、現地の実情と私自身の経験を交えながら紹介していきたいと思っています。続きを読む