2010年06月30日

ワークライフバランスのよい人はウエイトバランスもよい?


日比野誠恵
(ミネソタ大学ミネソタ大学病院救急医学部准教授)



 臨床現場の状況は、社会の縮図であるとも考えられます。例えば、病的肥満の患者が増えていることから、アメリカ社会の病みざまが把握できるという具合に。実際、この10〜20年でアメリカの成人の肥満度は確実に増していることが統計で示されています(図1)。

 今回は、本連載のテーマである「ワークライフバランス」に引っ掛けて、私の経験を交えながら「ウエイトバランス」についてお話ししたいと思います。続きを読む

2010年05月01日

女性の社会進出とワークライフバランス


日比野誠恵
(ミネソタ大学ミネソタ大学病院救急医学部准教授)



 4月に入ってイースター(復活祭)が行なわれ、子どもたちが鮮やかに彩られた卵を必死で探している一方、わが家では3月に飾った娘の雛人形をそそくさと仕舞いました。アメリカでは残念ながら雛祭りの風習はなく、わが子が通うミネソタ日本語補習学校でちょっとしたお祝いがあった程度でした。その代わり、子どもも楽しめるイベントとして、イースターのほかに、バレンタインデー(日本のそれとはずいぶん違います)、ハロウィン、感謝祭、クリスマスなどがあります。

 今回は、過ぎ去った雛祭りを今再び祝う意味も込めて、女性の社会進出と彼女たちのワークライフバランスをテーマにお話ししたいと思います。
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2010年02月25日

ダンシングドクターの修業時代


日比野誠恵
(ミネソタ大学ミネソタ大学病院救急医学部准教授)


 ワークライフバランスの「ライフ」の方にフォーカスして、私の趣味の一つであるダンスについて書きたいと思います。
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2010年02月17日

アメリカ救急医療の明と暗


日比野誠恵
(ミネソタ大学ミネソタ大学病院救急医学部准教授)



 今回は、少しシリアスな話題です。アメリカで救急医として働いている私が感じる、アメリカ救急医療の「明=よい部分」と「暗=悪い部分」についてお話ししたいと思います。日本ではあまり経験しないようなケースを5つ紹介しますが、よくよく考えてみると、明暗が表裏一体になっていることもあるようです。

 なぜか「暗」に関する話題がぽんぽん思い浮かんでくるので、こちらから始めましょう。
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2010年01月28日

アイスホッケーとの出合い



日比野誠恵
(ミネソタ大学ミネソタ大学病院救急医学部准教授)


 私は東京で生まれ育ったので、アイススケートに触れる機会はほとんどありませんでした。せいぜい、後楽園でローラースケートを2〜3回、国立代々木競技場の体育館でアイススケートを1回体験したぐらいです。ですが1972年の札幌オリンピックで、若林兄弟(日系カナダ人でしたが日本国籍を取得)がアイスホッケー日本代表として活躍し、その後も西武鉄道や国土計画のアイスホッケー部(現・SEIBUプリンス ラビッツ)の選手として活躍していたことは、よく覚えています。続きを読む

2010年01月22日

プレイバック 2009年のワークライフバランス


日比野誠恵
(ミネソタ大学ミネソタ大学病院救急医学部准教授)


 少し遅くなりましたが、皆様、新年明けましておめでとうございます。皆様の昨年はいかがでしたでしょうか? ワークライフバランスの取れた1年だったでしょうか? 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 今回は、2009年の私のワークライフバランスはどうだったか、駆け足で振り返ってみたいと思います。

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2009年12月07日

アメリカは救急医だって「ワークライフバランス」

日比野誠恵
(ミネソタ大学ミネソタ大学病院救急医学部准教授)


今回は、アメリカで一人の救急医として働く私の日常生活を紹介すると同時に、この国の救急医療の発展の歴史を解説したいと思います。


私のある1週間

この週末は、金曜と土曜が深夜勤でした。0時から7時まで働いて、帰宅して軽い朝食を取った後、14時ごろまで寝ました。いつも土曜の9〜13時は、子どもの日本語補習学校があり、送り迎えしていますが、この日は私は睡眠を取るため妻に送り迎えを頼みました。
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2009年10月08日

アカデミックではないかもしれないけどバランスのいい人生?

日比野誠恵
(ミネソタ大学ミネソタ大学病院救急医学部准教授)


 KUROFUNetを通じて、「日本をもっと元気にしたい」と考えている日比野誠恵と申します。アメリカのミネソタ大学で、救急医学のアテンディング(指導医)として臨床に携わっています。ミネソタ州は、アメリカのUpper Midwest、中西部の北に位置します。そのミネソタ州最大の都市、ミネアポリスにミネソタ大学はあります。

 このブログでは、特に仕事と私生活とのバランスについて書きたいと思っています。続きを読む