2011年05月29日

平日なのに外来患者がまばらな「病院」

家庭医、専門医、病院―ドイツにおける分業体制


ノイゲバウアー馬場内科クリニック(デュッセンドルフ)
馬場恒春


 ドイツの医療制度について、古くから医薬分業体制が確立していることはよく知られています。しかし、案外と知られていないこともあります。その一つが、家庭医・開業専門医・病院の三者の役割分担の厳密さでしょう。続きを読む

2010年11月25日

公的保険と民間保険が共存すると…


ノイゲバウアー馬場内科クリニック(デュッセンドルフ)
馬場恒春

 渡独して8年。デュッセルドルフの街角に小さな内科クリニックを構え、欧州在住歴云十年の先輩方(私より年下の先輩もいらっしゃいますが)の激励を頂戴しながら医業を行っています。

 明治の初期にドイツの医学と医療制度を取り入れ、国民皆保険と経済成長の歯車が上手く合ったこともあり、日本は今や世界最高の長寿国になりました。しかし最近は、その医療制度も課題が目立つようになっています。日本の多くの医療者の目がアメリカに向けられる昨今、本家本元のドイツの医療制度が、今日に至るまでどのように発展・進化してきたか、数回に分けて紹介したいと思います。初回と第2回はドイツ医療の根幹、医療保険制度についてです続きを読む

ハムスターの滑車


診療サイドから見たドイツ医療保険制度の特徴

ノイゲバウアー馬場内科クリニック(デュッセンドルフ)
馬場恒春

 前回は被保険者側から見たドイツの医療保険制度について紹介しました。私たち診療側の視点から見ても、ドイツの医療保険制度にはいくつかの特徴があります。
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